開催日時
2026年4月16日(木曜日)11:00~12:00
開催場所
株式会社WOWOWプラス Space17C 会議室
出席者
番組審議委員:青木眞弥/池ノ辺直子/音好宏/高寺成紀/富澤一誠/村上典吏子/湯淺正敏
※委員総数7名中7名出席
放送事業者(インターローカルメディア株式会社): 久保政史/佐藤肇
番組供給事業者(株式会社WOWOWプラス):宮澤辰之/森田健介/松田健吾/植竹伸剛/下原久美子/内藤友基/高野佳彦

議題:

1.報告事項

・2026年1月~3月の「歌謡ポップスチャンネル」に対する視聴者からの問合せや指摘・意見について

 

2.審議事項

「歌謡ポップスチャンネル」の番組内容、編成内容に関する審議

[審議番組] 『来生たかお50周年記念特集』
①『来生たかお50th Anniversary Concert 2025-2026 ~ The Song ~』
②『来生たかお ソングブック』オリジナル番組

<番組概要>
1976年10月、「浅い夢」でデビューし、シンガーとしても作家としても音楽史に残る数々の名曲を送り出してきた来生たかおの50周年を記念して特集放送!
キャリア半世紀に及ぶ軌跡を名曲の数々で辿る来生たかおのアニバーサリー公演「50th Anniversary Concert 2025-2026 〜 The Song 〜」に加え、来生が手掛けた楽曲の魅力に本人へのインタビューを通じて迫るオリジナル特番「来生たかお ソングブック」を連続して放送。

 

[番組審議委員意見]

・来生たかおの存在は何曲か知っている程度だったが「ソングブック」のインタビューを聞くとシンガーソングライターとして中森明菜、薬師丸ひろ子から美空ひばりにまで楽曲提供していた、ということを知った。目立たないけれども実はすごい人、ということに気づかされた。

 

・角川映画世代なので「セーラー服と機関銃」やCMソングは良く聞いていた覚えがあるが、今でもライブなど精力的に活動されているのは今回初めて知った。50年経っても変わらぬ美しい声にまず感動した。コンサートは、歌もユーモアを交えたトークも非常に面白かった。「ソングブック」の方が特に面白く70-80年代のフォーク史と重なり興味深く聞けた。人柄がすごく良く出て「まじめないい人」という印象を持った。あまり表に出たくないとおっしゃっていた方に出ていただいて、ご自身も節目だという思いがあったかもしれない。惜しむらくはお姉さんのコメントが文字だけでも欲しく、画竜点睛を欠く印象。とはいえ全体としては非常に好印象であった。

 

・2番組のうち1つは本業の歌を、もう1つは専らおしゃべりを聞かせる、という編成はメリハリがあって良いと思った。ただコンサートに関しては、編集点が曲のフレーズの少し手前のタイミングだったことや、寄りと引きの繋ぎ方に違和感を覚えた。更に曲名の表示がないのも気になった。あればもっと観易かった気がした。またソングブックは、4カメだったにも拘らず、全部が比較的目線に近い高さだったため緩急が乏しく感じられた。更にインタビュアーの声の聞こえ方が中途半端だったのも気になった。聞かせるなら聞かせる、黒子なら黒子に徹するのどちらかが良かったのではないだろうか。

 

・ずっと追っていた訳ではないが、コンサートは良く知っている曲が沢山あって安心してみていられ、歌も上手いし声が本当に変わらないのがすごい。インタビューの方はこんなに長い語りを見るのは初めてで新たな発見を得た。今回は明らかに「音楽」と「語り」に各々寄せて作られていて、放送では2番組続けて放送されたと思うが、敢えて1つの番組でなく2つのコンテンツに分けたということで、例えばトークを束ねて使われる、等、二次展開などをどのように考えられているのか教えて欲しい。

 

・来生たかおさんはこれでいい。地味だけれど実はすごい人。CMで流れてくる曲やとあるアーティストの中に「来生たかお」がいる。そんなに頻繁に出る人ではないけれども光っている。小椋佳、井上陽水、女性で言えば尾崎亜美、「この曲も、この曲もあの人?」という存在感。インタビューではよくあれだけポイントをついて聞く方も聞き、それに真摯に答えてくれていて、よく出てきてくれて喋ってくれているな、という印象。コンサートの方はあのままでよく、あそこでいじるとおかしくなってしまう。何も足さない何も引かない、そのままで来生たかおが良く出た番組で他にはなく、来生たかおの凄さがここにあるのでは?という貴重な映像だと思う。

 

・世代的にドンピシャなのですごく楽しませてもらえた。あの頃のシンガーソングライターはTVに出ないのがステイタスのようなところがあって、コンサートに聞きに行く、というのがあの時代の雰囲気。インタビューに答えたところを見たのは初めてで、すごく面白かった。50周年のこのあたりは音楽も映画もすごく面白い時期だったので、色々と特集をしないといけないのでは。角川映画も今年50周年で様々催しや4K化などもおこなわれる。この頃いい歌い手が沢山いらして、もう一度聞きたい、元気な姿を見たい、と思うので特集化を是非お願いしたい。

 

・ソングブックは非常に楽しめた。数々の興味深いエピソードを淡々と語られお人柄がよく分かる。この時代の錚々たるメンバーの方たちと仕事をされ、これだけの曲を生み出していることを語られているのが素敵で満足感が得られる。このテイストはシリーズ化して続けて欲しい。インタビュアーが来生さんのことをよく分かっていて気持ちよく話を引き出している。陽水さんとのエピソードの中で多賀英典さんの名前まで出てきてすごく懐かしく、あの時代のことがすべて詰まっていて同年代の方にはすごく刺さる。若い世代が見てもそういう時代があった、ということが分かりやすかったと思う。コンサートの方もゲスト無しで、1人で歌いきって後半弾き語りもし、75歳でこれはすごい。60歳になった聖子や明菜に曲を書いてみたい、という話が出て居たが、ぜひ実現してほしいし、局として推してほしいくらい。シリーズとして続けて欲しいし、来生さんの今後も更に追いかけていただきたい。

 

4.連絡事項

次回番組審議会は、2026年7月16日(木)午前11時より開催(予定)。

 

 

以上