開催日時
2025年7月17日(木曜日)11:00~12:00
開催場所
株式会社WOWOWプラス Space17C 会議室
出席者
番組審議委員:青木眞弥/池ノ辺直子/高寺成紀/富澤一誠/村上典吏子/湯淺正敏
※委員総数7名中6名出席、1名書類審議(音好宏)
放送事業者(インターローカルメディア株式会社): 久保政史/佐藤肇
番組供給事業者(株式会社WOWOWプラス):宮澤辰之/森田健介/松田健吾/植竹伸剛/青木昭/内藤友基/高野佳彦

議題:

1.報告事項

・2025年4月~6月の「歌謡ポップスチャンネル」に対する視聴者からの問合せや指摘・意見について

 

2.審議事項

「歌謡ポップスチャンネル」の番組内容、編成内容に関する審議

[審議番組] 『tvk ライブ帝国Revival RCサクセション 80’s』

<番組概要>
横浜の“ロック”ステーションとして多くの音楽番組を制作・放送し熱い支持を得ていたtvk(テレビ神奈川)と歌謡ポップスチャンネルがタッグを組み日本の音楽史に多大な影響を与えた80年代のRCサクセションが出演した伝説のライブ番組の数々を、デビュー55周年となる今年リヴァイバル放送。「ファイティング’80」に出演したブレイク直前の貴重なライブ映像(1980年3月20日収録)、アルバム『COVERS』の発売禁止騒動勃発の直前「ラヴ・ミー・テンダー」を収録していた「Live TOMATO」のライブ映像(1988年5月23日収録)など、厳選楽曲を最新テクノロジーで当時の音をリマスタリングし約40年振りの超お宝映像としてお披露目。

※今回音声のリマスタリングは施したが、映像については(一部テロップ誤りの修正などは実施したが)権利関係もあり触らずあくまで「再放送」として許諾を得ていること、また番組周知はweb連携がメインとなった旨を補足説明した。

 

[番組審議委員意見]

・元々好きな方には何の説明も要らないと思うが、80年代という時代のことバンドのこと、清志郎さんのことなど、頭か終わりに1~2分でも説明があればなお良かった。OA直前の番宣としてでも、あれば知らない世代の人にも訴えられたのでは。自身は世代のど真ん中なのでまず懐かしい。清志郎さんの元気な姿が見られて嬉しいし、彼らのパワーや時折映る観客の徐々に熱狂してくるさま、当時のファッション、ヘアスタイルを含めたライブ感、時代の空気が伝わってくる良い番組だと感じた。

 

・とても貴重な映像なので、面白く見させてもらった。たくさんの秘蔵映像があるというところでは、これは非常に良いのではないか。tvkが80年代にこのようなことをやっていたことを知らなかったし、映像が残っているということがすごい。今後いろんなことができるのでは?良いものを見つけたと思うので続けていきましょう。次のアーティストを期待している。

 

・「ライブ帝国」は既にDVDで20本以上出ている。他にも70年代フォーク「ヤングインパルス」から80年代の「ファイティング’80」「Live TOMATO」など良いものがたくさん残っているが、レコード会社やプロダクションの権利関係がはっきりしておらず一つ一つ紐解いていかないとだめ。とはいえお宝映像があることは事実で簡単には手を出せないが、というところを狙う、これは相当な仕事だと思うが一つ世に出たことによってまた交渉して次へ、を是非やっていっていただきたい。シリーズ化されたら相当のものだと思う。やる価値はある。ということで二重丸。

 

・映像が古くオンエア的に厳しいと判断してもおかしくはなかった素材を敢えて番組化したのは英断で、讃えたい。こうした他局ではやらなさそうな規格外の番組を企画し続けて欲しい。時代順の選曲がゆえ、歌い方、髪型、メイク、衣装が変わっていく様も明快に見て取れて興味深かった。差別が横行している今「ラヴ・ミー・テンダー」を聞くと清志郎が生きていたらメッセージが叫ばれるのでは、と切なくもなった。

 

・清志郎さんの歌詞が良く聞こえたな、改めて良い曲がたくさんあるな、という印象で音のリマスタリングをする、という選択は非常に良かったのではないか。RCサクセションの番組である、と認識して見る人は良いがたまたま加入していて見る人にとっては違和感があるのでは。静止テロップ1枚で良いので1つの番組をそのまま復活させたのではなくて時代を追って90分にまとめた、という主旨は何かあった方が良いと感じた。今後の展開があるとすると非常に楽しみ。

 

・80年代の懐かしいRCサクセションのライブであり、そのスタジオ演出を含め、昭和感たっぷりのアナログ映像として楽しんだ。個人的には彼らが最も輝いて活躍していた時代が、私の10代後半から20代が重なることもあって、今回の作品には、時代の空気感と、その懐かしさを感じながら、楽しませていただいた。ただ、同時代性のない視聴者にとっては、「古くさい」と映ったかもしれない。作品の前後のどちらでもよいが、時代状況を理解する解説がついていても良かったように思う。

 

・テレビ神奈川には、メジャーになる前の一流アーティストが多数ライブ放送に参加していたのだ、ということが新たな発見。当初は忌野清志郎というアーティストをキワモノっぽく見ていたが、改めてみると偉大なロックスターが誕生した、という印象を持った。ロックとは何か、的なテーマを吹き飛ばすようなパワーがみなぎっているよう。貴重な秘蔵映像を今後も視聴者に届けられることを期待する。

 

4.連絡事項

次回番組審議会は、2025年10月16日(木)午後5時より開催(予定)。

 

 

以上