2024年4月18日開催議事録(歌謡ポップスチャンネル)

開催日時
2024年4月18日(木曜日)11:00~11:40
開催場所
株式会社WOWOWプラス Space17C
出席者
番組審議委員:青木眞弥/池ノ辺直子/音好宏/高寺成紀/富澤一誠/村上典吏子/湯淺正敏
※委員総数7名中、7名出席
放送事業者(インターローカルメディア株式会社): 久保政史/佐藤肇
番組供給事業者(株式会社WOWOWプラス):大熊和彦/宮澤辰之/松田健吾/青木昭/高木慶/森平伸雄/渋谷明子

議題:

1.報告事項

・2024年1月~3月の「歌謡ポップスチャンネル」に対する視聴者からの問合せ及び指摘・意見について

 

2.審議事項

・「歌謡ポップスチャンネル」の番組内容、編成内容に関する審議

[審議番組]

『小椋佳特番 -傘寿- 今、黄昏に生きる』

<番組概要>

2024年1月に傘寿(80歳)を迎えた小椋佳。これまで作った歌は約2,000曲にのぼり、「シクラメンのかほり」「愛燦燦」など数多くの名曲を世に送り出してきた。しかし、2021年に突然の引退宣言をする。番組では、小椋佳の足跡を振り返りながら、最新密着映像とインタビューにより、彼の歌の原点、そして余生の“今”に迫った。また、小椋が企画したミュージカルに出演し、初舞台を踏んだ山崎育三郎とも対談。小椋の誕生日である、1月18日に放送した。

 

[番組審議委員意見]

◇とても興味深く拝見した。人間・小椋佳を改めて発見できるような、番組の構成も良かった。小椋さんの曲を改めて聞いてみようと思う機会となった。これからも小椋さんを追っていって欲しい。

 

◇昔を色々と思いだした。「小椋佳」の生き様がわかりやすく、同世代のファンがすごく喜ぶような番組だった。素晴らしい内容だったと思う。

 

◇人生の着地、アーティストの着地をどうするのかを、小椋さんがしっかりと話されていた。本音の本音を言っている。知っているエピソードも、上手く構成されていて面白く、メモを取りながら見た。小椋さんにここまで踏み込んで番組を作った人はいないと思う。

 

◇ゲストの山崎育三郎さんの華やかさが、「黄昏に生きる」というタイトルと対になっているようで、しかも小椋さんの足跡の中でも、山崎さんとの関わりは、立っていて華になっていて良かった。

 

◇子供が主役のミュージカル制作を長く続けていたことは初めて知ったが、その経験から社会還元として貸スタジオを設立した話は、内心を表現した持ち歌のイメージと違っていて意外だった。「発想力が枯渇し、もがいている」という本音の吐露には、ヒットメーカーも人間なんだと感慨を覚えた。誕生日に放送したのも粋。昔の写真を使う際は、小椋さん本人にフォーカスしたカットがあると良かった。

 

◇知らないことが多く、興味深く見る事が出来た。ライブラリーのみでなく、山崎さんとの再会などもあり、1時間弱のコンパクトな番組ながらも、良かった。劇場映画でも音楽ドキュメンタリーが増えているので、放送以外、劇場での上映や配信などにしても良い。

 

◇素敵な歳の重ね方をしている小椋佳という人がどんな人物か、新たな発見が出来た。これを一つの型として新たに展開し、放送以外の活用も検討したらよいのではないか。

 

3.連絡事項

次回番組審議会は、2024年7月18日(木)午前11時より開催(予定)。

 

 

以上