2024年3月26日開催議事録(インターローカルアワー)

開催日時
2024年3月26日(火曜日)13:00~14:00
開催場所
インターローカルメディア株式会社 会議室
出席者
番組審議委員:小西侯久/青柳浩明/榊原隆由/髙邑勉/渡邊由佳
※委員総数7名中5名出席、2名書類審議(延増拓郎/西前学)
放送事業者(インターローカルメディア株式会社): 久保政史/佐藤肇/久米由希

議題:

1.報告事項

・「インターローカルアワー」編成方針

・2023年4月~2024年3月の「インターローカルアワー」に対する視聴者からの問い合わせ及び指摘・意見について

 

2.審議事項

・「インターローカルアワー」の番組内容、編成内容に関する審議

[審議番組]

1.「南九州グルメ便り」

(1)カレー編

<番組概要>

鹿児島発の美味しいものをお届けするインターローカルマーケットの「いわさきWAGYUビーフカレー」を紹介する。

(2)海老&スープ編

<番組概要>

鹿児島発の美味しいものをお届けするインターローカルマーケットの「いわさき活〆冷凍車海老」「いわさき車海老のビスク・安納芋とじゃがいものスープ」を紹介する。

2.「シニアゴルフトーナメントを楽しもう!」

<番組概要>

2023年11月に鹿児島のいぶすきゴルフクラブで行われた「シニアゴルフトーナメント」の楽しみ方を紹介する。

 

[番組審議委員意見]

1.「南九州グルメ便り」(カレー編)(海老&スープ編)

◇美味しそうに見える。画も美味しそうに撮れていると思った。実際に食べている人がいるというのが、食べ物のPRとして良いと思った。ただ、時間が短いということもあり、どこかカタログのようになってしまっている。もう少しライブ感やフレッシュ感、臨場感がでると良かったと思う。

 

◇オーストラリアの風景等が少し出ていたが日頃見る機会がないので、そういった現地の風景、海老編で言うと海の養殖場の風景等がもう少しあっても良かったと思った。時間が短いのでやむを得ないかなとは思うが、現地の風景がもう少しあると、より商品に対する興味もわくのではないかと思った。

 

◇BGMが非常にマッチしていると思った。ただ、欧風カレーはスプーンでたらすものなので、映像には映っていないソースポットからカレーソースをボタボタとたらした画が非常に気になった。水分が多いソースであれば良いと思うが、普通はスプーンでたらした方が欧風っぽさがでると思う。「上質な赤身」という台詞があるが、上質な赤身のイメージが湧かない為、ワンショットでも良いのでカレーの映像だけではなく赤身肉の映像があると良かった。

 

◇大変美味しそうな映像で食べてみたいと思った。一瞬、MCの方の表情が硬い瞬間があって気になった。「こちらは冷凍の~」というフレーズがあるが、何を指して「こちら」なのか分かりづらかった。

 

◇とても美味しそうだった。指宿いわさきホテルを知らない人が見ると帝国ホテルのようなすごく良いシティホテルかなと思えてしまうが、もう少し田舎っぽいというか、カジュアルな表現があっても良いのかなと思った。

 

◇鹿児島県の魅力には、豊かな自然とともに、肉類、魚介類、野菜、果物など、幅広く美味しい「グルメ」があることが挙げられる。そのような鹿児島地域の「グルメ」に関する情報を発信することは、「世界の中の地方が自ら情報を発信し、世界を巻き込んだウェーブを作り出す」というインターローカルメディアが目指す方向性に沿う適切なテーマである。「いわさきWAGYU」は、「オーストラリアの牧場で飼育した」「日本原産の黒毛和牛」という点に視聴者は興味を覚えると考えられる。そこで、オーストラリアと和牛との関りや、日本原産の黒毛和牛をオーストラリアの牧場で飼育するメリット等に関する情報が加わると、さらに視聴者の要望を満たすものになると思った。

 

◇奄美大島産の車海老や安納芋という鹿児島県の地域特有の食材を用いた「活〆冷凍車海老」と「二種のスープ」を取り上げ、映像でも世界自然遺産の奄美大島の豊かな自然や、養殖場の状況が映し出されており、上記で述べたインターローカルメディアの目指す方向性に沿う適切な内容である。鹿児島といえば「さつまいも」というイメージを有する視聴者も多いと思うので、鹿児島県産のじゃがいもや安納芋の特徴も発信できるとさらに視聴者の興味を惹くものになると思う。

 

◇九州を中心とした自主制作番組としてオープニングの映像を従来番組のテーマ写真を用いて左右両側に並べた遠近法の画面は新鮮、魅力的に感じた。MCの方の容姿と口調は爽やかであり「マイルドで上品なWAGYUビーフカレー」をオーストラリアの自社牧場での飼育生産を伝え、赤ワイン色のルーを美味しそうに映し、そして重厚な黒色の包装パッケージと共に視聴者の食欲を促し、購買意欲に繋がるが如く伝えている。終盤のMCの全身が映る画像では右足を左足の前に出して揃えるほうがより洗練された印象に残ると思った。

 

◇新鮮な活〆冷凍車海老は流水解凍し透明色の生の海老を強調した映像の方が赤くなった焼き海老と同時に見せるよりも視聴者の印象には新鮮さがアピールするのではと思った。2種類のスープでは活〆車海老の説明の導入から主張されているので視聴者としては海老の美味であるビスクスープをより強調された方が印象に残ると思いった。終盤の販売価格が表示されている画像の要点説明の字が3色を超えているので反って視聴者には読み難い結果となったのではと感じた。

 

2.「シニアゴルフトーナメントを楽しもう!」

◇前回迄の番組はプロの競技を中心に放送をしていたが、今回の番組はギャラリーがこのように楽しめますよという構成になっている。プロからワンポイントアドバイスをしてもらえたり、ゲームに挑戦して景品が貰えるとか、ギャラリーに来てもらえるよう紹介しており、シニアゴルフトーナメントならではの面白い取り組みをしており良いと思った。

 

◇体験コーナーなどの紹介もあったので実際に行くと楽しそうな知らない一面があって、面白そうだなと思った。シニアゴルフトーナメントでは選手と一緒に交流できたり教えてもらったり等、興味がわく内容になっていたと思う。

 

◇全体的には、行ってみたいなと思わせる非常に良い構成だと思った。改善した方が良いと思う点は、冒頭に日本地図、鹿児島の位置が分かる地図を入れて欲しかった。指宿はここなんだという認識が一般的には薄いと思うのであると良かった。工場で焼酎の醗酵をしている映像があったが、素人には何をしている映像か全く分からないので、テロップで説明があると良いと思った。また、とても良い場所なので工場(山川工場)のテロップも入れて欲しかった。リポーターの顔に当たった日差しの反射が気になった。運営者が挨拶をするシーンでテロップ(名前の表記)を入れると良いと思う。

 

◇楽しそうで良いと思った。もう少し女性が映っていたら行きたいなと思った。

 

◇シニアゴルフトーナメントを紹介する中で、開聞岳からの吹き下ろしといった豊かな自然や、指宿いわさきホテルや砂蒸し温泉という豪華な温泉リゾートの紹介があり、インターローカルメディアが目指す方向性に沿う適切な内容と考える。あわせて、出場選手から直接ゴルフのレッスンを受け、練習を見ながら食事ができるなど、選手とファンの「距離の近さ」も、人の密集を避けることができる広大な自然がある「ローカル」特有の利点であり、この点を取り上げるのもよい視点であると感じた。近時の環境問題や健康への意識の高まりを考えると、いぶすきゴルフクラブにおける環境への配慮や健康に役立つイベントの紹介などもあると、より視聴者の要望を満たすものになると考える。

 

◇現在の女子プロ隆盛の中、シニアプロで南九州のゴルフと経済再生に取り組む姿勢は、映像に映された横尾・藤田・寺西、そして宮本・片山のシニアへの近年での新規参入有名プロが観客とのフレンドリーな雰囲気を築きながら実現されて行くと思う。 その取り組みの姿勢と努力は視聴者にも感じられたと思う。井上誠一プロ設計のいぶすきゴルフクラブで1981年から24年間開催されたカシオワールドオープンの盛況の復活を祈りたい。

 

[その他「インターローカルアワー」で放送する番組に対する意見]

◇自社で制作した番組を放送する「インターローカルアワー」は、厚い層から支持される可能性を持っていると思う。

◇ローカルな名山を巡るような番組、城巡り・鉄道番組もおもしろいと思う。

◇鹿児島のイベント・桜島の遠泳イベント等を紹介した番組があっても良いと思う。

◇外国人目線での番組作り、お祭りとか寺社の跡地巡りをアーカイブとして撮るのもおもしろいし、好きな人はすごくいると思う。

◇ニーズがあれば言語表記(英語版や中国語版)があると良いと思った。

 

以上