2014年5月30日開催議事録

開催日時
2014年5月30日(金曜日)13:30〜14:30
開催場所
岩崎産業株式会社東京支店 会議室

番組審議概要

1)「政経マネジメント塾」

コミュニケーションにおける思いやり 〜『論語』から学ぶ交渉力〜編(ダイジェスト版)

※地方が自助・自立・自尊できるための企業家精神を持った人材育成を目標に、一般財団法人岩崎育英文化財団が、平成21年11月から開設している「政経マネジメント塾」の講座の模様を収録した番組。

[番組審議委員意見]
  • 番組を見て感銘を受けた。若い人たちは、表現力・雑談力がなくなった、コミュニケーションが嫌いだと言われている中、この番組を見て勉強になった。
  • 収拾つかなくなりそうな議論だったが論語を絡めることで、論語の教えを知ることもできるし、日常ぶつかるような問題について、結論を見出してくれた。構成と取り上げているテーマが非常に良い。
  • 学生寮の学生には、テーマだけを伝え、事前の打合せをしているわけではないため、不安もあったが、自分の意見をよく言ってくれた。受講生のお陰でよい仕上がりとなった。
  • 非常に分かりやすく「啓発」等、論語由来の言葉は、意外と生活の中には色々とあるが、接点がなかなか無かったため、番組を見て身近になった。学生もよい議論をして、レベルも高い。多くの学生に見てもらいたい。
  • 番組表の作り方について、「政経マネジメント塾」の番組タイトルが堅い。例えばショルダーコピーに交渉上手とか、失敗しないコミュニケーションとして「政経マネジメント塾」とし、この番組を見てもらいたいと思わせる工夫が必要。私にとって啓発され分かりやすい内容だった。
  • この番組は、視聴率の高さを目的としているわけではなく、クローズドな視聴者に対する深い理解と共感を与えないといけないため、どういった構成やテーマを取り上げることが必要なのかということが課題だと思う。テレビ放送以外の媒体でも目に触れる機会を増やして欲しいと思う。
[放送事業者補足説明]

見ていただいた番組は、ダイジェスト版以外に60分のフルバージョンもある。年間6〜7講座制作している。

2)「世界ローカルナビ from Hawaii」

※ハワイの現地スタッフがカメラを持ち、自分自身の目で発見したリアルな現地情報を伝える番組。

[番組審議委員意見]
  • 手作り感がある。地上波でやっている旅番組とはひと味違ったところを見つけ出すとおもしろいと思った。
  • 番組の時間の関係もあるとは思うが、もう少しアピールできる特徴のあるところも出てくると魅力的になると思った。映像がなんとなく暗くて、ハワイの青くて明るいイメージが無かったので、もう少し見やすくなれば、更に魅力が出て来るのではないかと思った。
  • 素朴にハワイに行ってみたいと思わせる内容だった。改善が図れるなら、ナビゲーターがどんな人なのか、最初に紹介したほうがよいかと思った。ハワイは、色々な情報が溢れているので、ディープな切り口でこういう視点で見たというのがあればいい。
  • 環境ビデオとしては、いいなというイメージだったが、旅番組と捉えると情報が少ないという感じがした。「世界ローカルナビ」では、日本人が行かないような、例えば、モンゴルの大地といったほうが、見応えもあると思うし、是非行ってもらいたいという場所もある。「ローカル」の意味付けをはっきりしたほうがいいという印象を持った。
  • ハワイは、ポピュラーなので逆に期待度が高い。知っているところ以外のところを教えて欲しいといった新たな発見が無かった。コンセプトをどんなエリアにしてもしっかりと出したほうが良かったと思った。
  • ナレーションで構成されていたが、むしろナビゲーターの肉声を聞きたかった。実際に食べる・見る・触る、現地の人と話をする、それから何を感じたのかといったことを出したほうが良かった。
[放送事業者補足説明]

「世界ローカルナビ」は、手作りでやっているというところをコンセプトにしている。メインの情報は地上波で放送しているので、一風変わった切り口で、ハンディカメラ片手に一人で撮っている。映像のクォリティは良くないが、そこを逆手に強調し特徴としているということを考えないと伝わらないので、前向きに検討したい。

3)編成面について

[番組審議委員意見]

地方局が制作した番組を全国で放送する「上りネット」を紹介した新聞記事について説明。インターローカルメディアでローカルの番組を全国に発信することは非常に意義深いことと思う。

報告事項

放送事業者より視聴者からの問合せ・意見の説明

以上